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大学等に所属されているほとんどの研究者が、研究活動以外にも様々な活動・業務を兼務されていることかと思います。文部科学省の調査※によると、大学等の研究者が研究活動に割ける時間は全体のおよそ30%であり、年々減少傾向であることが明らかになりました。
また同調査によると、研究パフォーマンスを高める上で制約となっている要素として「研究時間」という回答が最も多く、研究活動以外の業務に大きな負担を感じている研究者が多いということも分かりました。
研究者の皆さんが研究活動の発表の場として所属されている学協会においては、論文をジャーナルとして発行するため編集委員として業務を担当されている先生がいらっしゃいます。
投稿された論文は、査読・校正・組版・印刷・発送などジャーナルを冊子体として発行するまでには、多くの人の「時間」と「労力」と「費用」をかけています。
これら編集業務にかかる先生方の負担は「本業ではない業務に多くの時間が費やされている」という現状となっており研究者として皆さまの本来の姿ではない状況だと感じています。
※文部科学省(2019) 『大学等におけるフルタイム換算データに関する調査 報告書』
アトラスとお取引のある学会様からは、近年会員減少などを理由に財務的に厳しい状況が続いていると言うお話をお聞きすることが多くなりました。
その中でジャーナル発行にかかる費用は大きな負担になりつつあり、冊子体の廃止や有料化や印刷部数を縮小しJ-STAGEへ論文を公開することでオンラインジャーナルをメインに切り替える学会も年々増えております。
学会へ所属されている研究者の中には、ジャーナルを発行する編集委員の業務を担当されている先生がいらっしゃいます。
冊子体をやめてオンラインジャーナルにした場合も、PDFを作成するためにはこれまで通り校正や組版の手間と費用はかかりますが、中には採択後の論文を編集委員の先生自らWordなど利用してレイアウト調整、PDFを作成しJ-STAGEなどの公開サイトに登録、公開といった一連の作業まで、担当されているというお話もお聞きするようになりました。
アトラスでは、編集委員の先生自らがおこなっているそれら一連の業務を軽減するための取り組みとしてオンラインジャーナルにフォーカスした「ジャーナル公開支援サービス」を提供しております。
サービス内容としては